正解??
子ども達の気持ちに寄り添い、何を考えているのか知りたい私たち保育者。彼らの日常生活は、きっと私たちとは違ったハラハラ・ドキドキ、様々な心の揺れ動きを体験していることだろうと思います。
心の動きに「正解」はありません。自らの心の動きをあるがままに受止めることは、子どもが自らの感受性を認め、肯定するための出発点となります。また、集団のなかで、自分の気持ちに友達が反応したり、友だちの気持ちに自分が反応したり…という“感情の受止め合い”が起れば、お互いの存在を認め合うことにつながります。時間と空間を共有することで、自分と向き合ってくれた、自分の存在を認めてくれた、という深い安心感を得ることができるのです。昨日、愛着関係のことを少し書きました。「自分はありのままで価値ある存在だ」という自尊感情は「自分は他人より優れているから価値ある存在だ」という優越感とは異なるものです。そしてこの自尊感情こそが、子どもが前向きに自分らしく生きていくための大きな支えとなります。心が動く経験がある環境で生活していたいです。